ステージ2−1 宝石に宿りし力
マジョリン「女王様」
影の女王「なんじゃ」
マジョリン「報告いたします。ドラドラ地方への魔物部隊が全滅していました。
おそらく現地の者に倒されたかと」
影の女王「そうか・・・下がってよろしい」
マジョリン「はは」
ギィ・・・バタン
影の女王「ふむ、多少本気を出さなければならぬようだ。
例の計画を実行するとしよう・・・スターストーンの計画をな!
これで、わらわの世界征服は確信的なものじゃな!フフフ・・・マジョリン!戻って来い!」
ギィ・・・
マジョリン「はい、何でございましょうか」
影の女王「例の計画を実行する!今すぐに準備をするのじゃ!
ああ、ただ、この件はまだビビアンには早いだろう。
ゾンババ兄弟の世話でもさせていろ」
マジョリン「はは!」
バタン!
マジョリン「お前達!仕事だよ!マリリンは、あたしと一緒に白い塔まで来るんだ!」
ビビアン「アタイは?」
マジョリン「あんたは一人でぶっそうなドラゴンの世話!」
ビビアン「えええ!?」
マジョリン「えええ!?じゃないよ!えええ!?じゃ!今回ばかりは女王様じきじきのご命令だ!」
ビビアン「・・・え?じゃあ、今までのは?」
マジョリン「さーあ!行くよマリリン!遅刻しちまうぞ!」
マリリン「んあ〜」
ビビアン「そ、そんなぁ・・・」
白い塔
影の女王「さあ、始めるぞ。鍵はあるな?」
マジョリン「はい。星の鍵を含め、九つ全てそろっております」
影の女王「鍵穴にさしこめ!」
マジョリン「はは」
カチッ・・・ズッ、ズズズズ・・・
カチ、カチリ・・・カチッ・・・
ズ、ズズ・・・ゴゴゴゴゴ
マジョリン「女王様!起動成功です!」
影の女王「よし。お前達は、天球儀の先端を北極星に合わせるのじゃ」
グググ・・・
影の女王「そして・・・ここに八つの宝石をはめこむ」
影の女王「最後に、この塔を神聖な場所にしなければならぬ。
お前達は、鍵を隠し終わったら、塔の外にでて見張りをしているのじゃ。決して、中に入ってはいかんぞ」
マジョリン「はは」
影の女王「さあ・・・これでわらわが天にむけて天井を砕けばよい」
ドカッ!バラバラバラ・・・
サァァァ・・・
星の光が差しこみ・・・・
影の女王「これで、わらわの世界征服計画は完成じゃ!」
夜明けが訪れた時、八つの宝石は星の形に姿を変え、
まばゆいほどに輝きをはなっていた。
ステージ2−2 森に住みし博士1
クリスケ「国王、ここはどこなんだ?」
国王『えーと、ここは以前王室の書物で読んだのだが・・・たしか、ふしぎ「な」森だったかな?』
クリスケ「そんなら、ふしぎ「の」森だろ!名前くらいなら知ってらあ!」
国王『あ・・・』
クリスケ「とりあえず、この先どうしようか・・・」
?「キィィィィィィッ!!!」
クリスケ「うっわあああ!なに?また?また魔物!?」
国王『気をつけろ!こいつは強烈に強いぞ!目が正気じゃない!女王の支配化にあるんだっ!』
クリスケ「そ、そんな・・・どうするんだ・・・?」
国王『完全にやっつけるか、逃げるかのどちらかだ・・・ただ、戦うにしたら、中途半端に傷つけると、逆に反撃される。 そもそも、やっつけられたにしても、正気に戻った時厄介だ。ここはとりあえず逃げるぞ!』
クリスケ「そ、そんな、オイラ走るの激遅・・・っ」
国王「ほらっ!」
そこにいたのは、またも実体化した国王。
クリスケ「・・・まぁた助けられちまったな」
国王「長くもたないって言ってるだろ・・・くっそ・・・、あいつ走るの速すぎだっ」
ドン!ドン!
クリスケ「うわああ、今度は飛来弾!?」
キィンッ!
国王「このくらいなら・・・私の剣で跳ね返せるが・・・もう後・・・ニ分くらいしかもたないな」
ドドドドドド!
クリスケ「まだ追って来てる・・・」
国王「クリスケ・・・すまない、もうだめだ」
次の瞬間、そこにいたのはクリスケ一人。
クリスケ「うっわあ、やばっ!」
ドドドド!
クリスケ「げ!?行き止まり・・・!」
魔物「キィィィィィ!」
ガスゥッ!!
クリスケ「う、うわっ・・・!いってぇ・・・」
国王『クリスケ!大丈夫か!?』
クリスケ「いや・・・。だめかも・・・」
国王『何言って・・・!』
ドカカカカ!
クリスケ「流血がすごいんだ・・・。・・・なんか・・・意識モーローと、してるし・・・」
国王『しっかりしろっ!くそ、どうすれば・・・』
クリスケ「う・・・」
国王『しかたない・・・消滅しない事を祈って、実体化するしか・・・』
クリスケ「消滅?消滅って、どういう・・・」
国王『魔物よ!覚悟しろっ!』
?「大丈夫かっ!」
ピカッ! モクモクモク・・・
?「私特製の煙幕だ!今のうちにこっちに!」
ダダダダダ!
魔物「グルルルルゥ・・・」
ステージ2−2 森に住みし博士2
?の家
?「ずいぶんひどくやられてるな。まだ痛むか?」
クリスケ「あ・・・、かなり・・・」
?「ここの薬草は強力だから、すぐによくなる。名前は?」
クリスケ「クリスケだよ。助けてくれてありがとう。あと少しで死ぬところだったよ・・・」
?「私の名はクリース。この森に住んでる。最近、変な怪物が増えてしまっていて・・・手を焼いているんだ。
ああ、プニ、ちょうどよかった。そこの包帯を取ってくれないか」
プニ「訪ねてきたとたんにこれ?プニ族使いがあらいなぁ」
クリース「そんな事言わないでくれよ。ああ、今、湯を沸かしてくるな。プ二も手伝ってくれ」
プニ「ぶつぶつ・・・」
国王『クリスケ、傷はどうだ?』
クリスケ「ああ、だいぶいいよ。ちょっとクラクラするけど」
国王『・・・よかった・・・』
クリスケ「?・・・心配してくれるのか?」
国王『はっ!いや!違うぞっ!!全然違うぞっ!!!』
クリスケ「くくく。面白いやつだなあ、お前」
国王『・・・ふん』
クリース「お、だいぶ顔色がよくなったな。もう心配ないだろ。ところで、プニ。今日は何の用だい?」
プニ「ああ・・・。北の隠れ家が壊されちゃったよって言いに来たんだ。
犠牲者はいないけど、修復不能なぐらいに壊されちゃった」
クリース「そうか・・・もう、あまり場所がないな。
あと見つかっていないのは、東と北東の隠れ家と、私の家だけか」
プニ「ああ、そうだ。地下室は無事だったよ」
クリース「ここが見つかるのも時間の問題だな。どうするかな・・・」
ドッカアアアアアン!
魔物「キィィィィィィィッ!」
クリスケ「うっわあああ!さっきのー!」
クリース「しまった・・・、魔物よけの結界が今日で効力をなくすんだった!」
国王『私も、まだ無事に実体化できるほどの力が戻ってない・・・!』
プニ「どどど、どうするのぉぉぉ!?」
ステージ2−3 狂気の魔物再来1
クリース「こっちだ!私が研究していた対魔物用の武器がある!」
クリスケ「そそ、そんなこといったって・・・あいつ、正気じゃないぞ?攻撃できるのか?」
クリース「大丈夫だ!これを使えば・・・プニ、頼む!」
プニ「ちょ、ちょっと待ってよ、僕にはつかえっこないよぉ」
クリース「わ、私だってシューティングゲームなんてやったことないし・・・」
プニ「作ったくせに!?」
クリース「ダメもとだ・・・とりゃあっ!」
バシュッ!バシャァン!
魔物「キィィィィッ!!(怒)」
クリース「やばっ、逆に怒らせちゃった?・・・うわ!」
ドカァァァァン!!
クリスケ「ああもう!オイラがやるよ!撃っていいんだな!?」
クリース「ちょ・・・お前、傷が開くぞ!」
クリスケ「いいから!そもそも銃くらいで開くもんか!」
バシュッ!
魔物「キィィィィ・・・ィッ!」
クリース「あたったっ!」
クリスケ「これ・・・水?水が弱点なのか?」
国王『なるほど・・・聖水か!これなら、傷つけずに相手を女王の支配から解き放つ事ができるぞ!』
クリスケ「それなら遠慮なく・・・行くぞっ!」
バシュバシュッ!
魔物「キィィィ・・・ィ・・・!」
クリスケ「まだだめか・・・!?」
クリース「完全に倒すには、もう少しダメージを与えないと・・・」
プニ「ふ・・・二人ともっ!う、ううう、後ろ!」
クリスケ+クリース「え?」
ゴゴゴ・・・
魔物「キーーーーッ!!!」
クリスケ「うわああ!」
ステージ2−3 狂気の魔物再来2
国王『まったくもう・・・これだから!』
ザンッ!!!
魔物「キィィィ・・・」
ドサ・・・。
国王「私の親友に手を出したら許さないぞ!」
クリスケ「あ・・・あれ、国王。実体化して大丈夫だったっけ・・・?」
国王「ああ、もう時間切れだよ」
フッ・・・
国王『ほら』
クリスケ「攻撃してよかったのか?剣で・・・」
国王『さっき、運良く剣に聖水がかかってね。少ししたら正気に戻っているはずだ』
プニ「ねえ・・・クリース。今の、マボロシ?」
クリース「私も幻覚を見たような」
・・・・・ ・・・・・・。
クリース「・・・ってそうだクリスケ!ボケッとしてる場合じゃない!
あれ、撃つ時に思いっきり体に反動がくるんだぞ!しかも後から・・・だいじょ・・・」
・・・ドンッ!
クリスケ「うわ・・・!今ごろ来た・・・」
クリース「いわんこっちゃない・・・傷は!?」
クリスケ「あー・・あ、開いちゃった・・・」
ドンッ・・・!
クリスケ「うわっ!?今度は2発目の時の・・・が・・・」
クリース「少し危険だな・・・プニ!
もう魔物の心配はないって仲間に伝えて、一緒にありったけの薬草をつんできてくれ!」
プニ「う、うん!いってくる!」
バタン!
クリース「だからさっき言ったのに!おい、しっかり・・・」
クリスケ「いてて・・・だいじょぶ・・・だよ、たぶん・・・」
国王『まったく・・・怪我人の自覚を持ってくれよ・・・こっちの心臓に悪いからさ・・・』
クリース「・・・・え?」
クリスケ「?」
クリース「と、透明人間・・・?」
国王『!お前まで私の声が?というと、お前も勇者なのか。タイミングがいいのか悪いのか・・・」
クリース「え?え?え?」
クリスケ「うう・・・口開けるのもきついのに、またながーい説明しないといけないのか・・・」
クリース「ゆ、勇者・・・???」
ステージ2−4 二人目の勇気持つ者1
クリース「ゆ、勇者っていったいどういう事なんだい?」
クリスケ「・・・今回、オイラ、無理・・・国王、説明よろしく・・・」
国王『まったく・・・えーと、実はだな・・・かくかくしかじかで・・・
それでこの森まで来たら、お前に出会った・・・ってわけなんだ』
クリース「はあ・・・私が知らない間に、世界ではそんな不思議で大変な事が起きていて」
クリスケ「クリースも、それにからんでる・・・ってこと」
クリース「でも、ほんっとうにこの私が勇者なのか?私はただの科学者で・・・
今まで戦いをしたことだって、今日まで一度もなかったんだぞ?」
国王『それでいいんだ。
普段はどうあれ、いざという時・・・大切な仲間を守らなくてはいけない時、
正面から立ち向かえる心を持っていればな』
クリスケ「そうそう。戦えれば勇者ってわけじゃないって!
『勇気もつ者』って書いて勇者って読むんだからさ!」
国王『・・・お前、たまにはいいこと言うな』
クリスケ「んー?なんか、前に誰かから聞いたような気がして」
クリース「わかった。私にできる限り、協力しよう。ただ、君たちの旅についていっても、役に立てるかどうか・・・」
国王『ああ、そのことなんだが・・・』
元魔物「う、うー・・・ん・・・」
クリース「うわ!な、なに!?あ、魔物の目が覚めただけか・・・」
クリスケ「あ、正気になったら姿まで変わってる・・・って、えええええっ!?お前ら・・・!!」
ステージ2−4 二人目の勇気もつ者2
クリスケ「ノコ!?ロテヌに、クランまで!」
(こいつらは、プロローグにちらっと出てます。
ちなみに、住人1→ロテヌ・住人2→クランです)
ノコ「うーん、ここは・・・?あれ、クリスケ??えっと、オレたちどうしたんだっけ??」
ロテヌ「いてて、なんか頭痛がものすごいんだけど・・・ああ、思い出した!
クリスケを探しにいこうとしたら、うっかり闇の宮殿の近くを通っちゃって、つかまって・・・
どうしたんだっけ??」
クラン「僕も、記憶が切れてるんだけど・・・・?」
国王『お前の友達か?操られてた時の記憶はないみたいだな』
バタン!
プニ「おーい、薬草とってきたよー・・・って、またお客さん?」
クリース「ああ、プニ、悪いんだけど、この三人を街まで連れていってやってきてくれないか?」
プニ「・・・なんで自分ばっかり・・・ううう」
ノコ「あーーーーーっ!!!!」
ロテヌ「う、うわ、びっくりした、なんだよ、ノコ・・・」
ノコ「な、なんでもない・・・クリスケ、ちょっと」
クリスケ「?」
ノコ「ひそひそ(クリスケ、オレ少し思い出したんだけど・・・宮殿には近づくなよ。
女王のやつ・・なんか変な石を使ってオレたちに呪いをかけやがった。
それから先は・・・、ほとんど覚えてないんだ。ただ・・・この傷、オレたちのせいだろ?
悪かったな・・いいか、宮殿だけには、絶対近づくなよ!お前、好奇心が強いんだから・・・・)」
クリスケ「ぼそぼそ(い、石・・・?わ、分かった、気をつけるよ)」
ノコ「ああ、ロテヌ、クラン、もういいよ。じゃあ、クリスケ、オレたち街に戻るからな。気をつけろよ」
プニ「ぶつぶつぶつ・・・」
バタン
クリスケ「国王、今の聞いてただろ?女王のやつ、なんか新兵器を作っちゃったみたいだなあ・・・」
国王『ばっちり聞いてたさ。少し急ぐとするか・・・』
クリース「ああ、じゃあ私も今、旅の仕度を」
クリスケ「あ、そうだクリース、一人目の勇者にも言ったんだけど、決戦の時までは森を守ってて。
いつ、また新しい魔物がくるか分からないんだからさ」
国王『プニ族たちの住む場所も必要だろ?』
クリース「了解!じゃあ、冒険に役立つ道具をたくさん作っとくよ!いい知らせを待ってるからな!」
クリスケ「まかせとけ!じゃあ、また今度な!」
旅の街道
国王『クリスケ、本当に傷は大丈夫なのか?いきなり出発しちゃって・・・少し休んでもよかったんだぞ』
クリスケ「大丈夫だって!プニの持ってきた薬草すごくよく効いたし。なんだ?今日はやけにやさしいな」
国王『・・・本当に心配したんだからな。もし、お前にまたもしものことがあったらって・・・・。』
クリスケ「え?・・・『また』??」
国王『あ!いや、何でもない・・・いい間違っただけ・・・』
クリスケ「・・・・?」
ステージ3へ・・