ステージ1−1 影の女王の陰謀
影の女王「ふふ、全てが順調じゃな」
マジョリン「はい、女王様」
影の女王「次は・・・そうじゃ。お前達、わらわのかわいいブンババ兄弟を闇の世界からこちらへと呼び寄せよ」
マジョリン「はは」
影の女王「わらわは部屋でこの世界をさらに暗黒世界にするための手段を考えておろう」
ギィ・・・、バタン
マジョリン「ちょっと!ビビアン。
あたしはあのおっかない竜どもに腕を食いちぎられるのはごめんだよ。
ああいやだ。おまえがやっておいで!」
ビビアン「ええっ!?あ、アタイ、まだ生まれたばっかりで、女王様の事も竜の事も全然知らないのに!?」
マジョリン「ええっ!?とはなんだい?ええっ!?とは!
まさかおまえは、お姉様の命令に逆らうのかい!?」
ビビアン「いえ・・・。はい、いってきます。・・・ぐす」
マジョリン「さあマリリン、一緒にディナーにでもしようじゃないか」
マリリン「んあ〜」
女王の部屋では・・・
影の女王「まず、各地に魔物を送り込み、民を恐怖に陥れねばならぬのう・・・とっておきの方法は・・・」
そこまでいうと、女王はふと空を見た。
影の女王「星・・・そうじゃ。あのすばらしい星の力を我が物に。
石に力を封じ込め・・・さすれば、わらわはさらに強大になれるのでは」
ギィ・・・
マジョリン「女王様」
影の女王「なんじゃ・・・マジョリンか。なにようじゃ」
マジョリン「ブンババ兄弟をお連れしました」
影の女王「そうか、ご苦労。別室に連れていっておくれ」
マジョリン「はは」
パタン
マジョリン「ビビアン!仕事だよ。あのおっかない竜どもを別の部屋に連れていっといておくれ!」
ビビアン「ええ・・・アタイ、もうだめ・・・」
マジョリン「うるさいね!するといったらするんだよ!」
ビビアン「ふええん」
女王の部屋
影の女王「まあ・・・とりあえずこの手でいくかの」
女王は、ついと手を上げると、声高らかに叫んだ。
影の女王「わらわのしもべたちよ!今、命を受け、各地の民達を恐怖のそこへと陥れよ!」
ガシャアアン!
城の窓という窓が開き、無数の影たちが空へ飛び出していった。
その同じ頃・・・
クリスケ「国王〜。もうだいぶ歩いたぞ〜。勇者はどこだよ〜」
国王『そう簡単に見つかるもんか。
まあ、「いんすぴれいしょん」を信じるんだな』
クリスケ「なんだよその『いすぴれといっしょ』って」
国王『インスピレーションだっ!まあ、分かりやすくいうとカンだな』
クリスケ「・・・。」
国王『まあ、なんとかなるって!』
クリスケ「・・・次はどっちだ?」
国王『木の枝でも倒して決めろよ』
クリスケ「・・・はあ。オイラも、早く四人の勇者達に会いたいんだけどなぁ」
ゴゴォォ・・・・
国王『お、おいっ、後ろっ・・・!』
クリスケ「え?うわあああ!」
ゴオオオオォォ!
国王『ふせろっ!』
ゴォォォ・・・。
クリスケ「ふう、なんとか気づかれなかったみたいだ。今のは?」
国王「影の女王の手下の魔物達だ・・・。ものすごい数だったな。・・・まさか、この先の村を襲うつもりか?」
クリスケ「急がないとっ・・・!」
クリスケ達の向かう先には・・・
ステージ1−2 仲間を助けるために
ドラドラ地方のとある村・・・
キノピオ「えと、だからその、つ、まり・・・」
キノキノ「はぁ・・・お前、ホントにしゃべるのヘタクソだな」
キノピオ「そん、そんな事、ない、ないもん!」
キノスケ「お前はいつまでも怪力だけがとりえの・・・
・・・・ゴゴゴゴゴゴ・・・
キノスケ「なっ、なんだああ!?」
キノピオ「あれは・・・魔物!?」
キノキノ「うわわわわ、食われちまう。みんなに知らせなきゃ!」
ゴゴゴ・・・!
村長「くそ、あんなのが相手じゃどうしようも」
キノピオ「みんな・・・下がって」
キノキノ「キノピオ?」
キノピオ「あいつは、僕が倒す。僕、大好きなみんなを、守る!」
ダダダダ・・・
魔物ボス「あんなの、ちょろいぜ。総攻撃!」
キノピオ「ええーいっ!!」
ガッシャアアン!!
キノピオは柵を引き抜き、魔物達に投げつけた!
魔物「うわ・・・!」
魔物ボス「な、何!みんな、あの生意気なキノピオを片付けろ!」
キノピオ「ボスなのに、飛ぶの、一番遅いんだね」
魔物ボス「きっ、気にしてる事を!」
キノピオ「ここまでおーいで!」
タタタ・・・
魔物ボス「や、やつを追いかけろっ!」
ゴゴゴゴ・・・
村長「キノピオ・・・無事でかえってこいよ」
魔物ボス「ぜい、はああ・・・。あいつ、走んの速すぎ。どこいきやがった、くそ!」
キノピオ「ここ、ここ!」
魔物ボス「いたぞー!」
キノピオ「こんな村外れに来てもらったのは・・・」
キノピオは巨岩を持ち上げ、ブン投げた!
キノピオ「えいやあっ!」
ドガッシャーーン!ガラガラ・・・
キノピオ「この辺りには、岩がたくさん落ちてるんだ!わざわざきてくれて、ありがと!」
魔物ボス「うそー!オレ達、まんまと罠にかかってたって事!?」
キノピオ「そういう事!」
ブンッ ガッシャンガラガラ・・・ズズーン!
魔物部下「きゅう」
魔物ボス「ああ!オレのかわいい部下が!」
キノピオ「まだまだ!」
ブンブンブン! ガガガ・・・ズッシーン!
魔物ボス「くそ、こうなったら・・・雷神衝撃波っ!!」
ブブ・・・ビビビ、ガガガガ・・・
キノピオ「静電気・・・?」
魔物ボス「そう。でも、ただの静電気じゃあないぜ。この超強力静電気を使って・・・」
グググ・・・
キノピオ「うわッ・・・」
魔物ボス「岩をぜーんぶお前の上に降らしてやる!」
ドドドドドドドド!!!
キノピオ「うわあああーっ!!」
ドドド・・・
キノキノ「あいつ大丈夫かなあ」
キノスケ「帰ってきたらちゃんと謝ろうな」
キノキノ「そうだな・・・」
クリスケ「国王!どこなんだよここは!」
国王『あー・・・さあ』
クリスケ「あの魔物達も見失うし、これからどうすれば・・・」
国王『クリスケ!あそこだ!』
クリスケ「え?」
国王『あの魔物達がいる!』
クリスケ「よしっ行くぞ!」
ステージ1−3 一人目の勇気もつ者
キノピオ「(くっそお、今、僕がこんな所で死んでしまったら、村にいるみんなが殺されちゃう・・・・)」
魔物ボス「やれやれ、邪魔者は消えたか。これでやっと村を襲えるな」
魔物部下「やっとご馳走にありつけるぜ」
キノピオ「(・・・・!)そうは・・・」
魔物ボス「なんかいったか?」
キノピオ「そうはさせるもんかーっっっ!!!」
ガゴゴゴゴッ!
魔物部下「うわっ・・・岩の破片が・・・!」
キノピオ「そんなことさせない!!」
魔物ボス「な・・・」
キノピオ「僕の村・・・、僕が守るんだ!」
魔物部下「生意気な!そんなボロボロの体で何ができる!」
キノピオ「く、そっっ・・・」
?「まてえっ!」
魔物ボス「誰だっ!?」
?「オイラの名はクリスケ!助太刀するぜ、勇気あるキノピオのお兄ちゃん!」
魔物部下「ふん!たかがクリボーになにができる!あいつを片付けろ!」
ゴォォォォ!
クリスケ「うわわわわ!確かにどーしよー!」
国王『私にまかせろ!』
クリスケ「国王!?」
キィンッ!
魔物部下「うわぁっ!」
そこに現れたのは・・・
クリスケ「・・・国王・・・?生きていたのか・・・?」
国王「違う。この姿は、魂が形を持った姿だ。あまり長くはとどまっていられないが・・・物理攻撃は可能だ!」
国王はそれだけ言うと、魔物の群れに飛び掛っていった。
ザザザザザ!
魔物達「うわああああ!」
国王「この剣は、王家に代々伝わっていた宝剣だ。私と共に滅んでしまったが・・・だからこそ今使うことができる!」
クリスケ「オイラだって・・・くらえっ必殺!連続頭突き!」
魔物「そんなもの・・・ってうわっ!なんだ、この攻撃力!」
クリスケ「10回くらいチャージしといてやったぜ!おい!勇気あるキノピオのお兄ちゃん!」
キノピオ「・・・あ」
国王「最後は・・・お前の番だっ!」
キノピオ「わかったっ!」
グッ・・・
魔物ボス「な・・・」
キノピオ「みんなを守る・・・僕が守る!ええーーいっ!」
ガラガラ・・・ブゥゥンッ!ダダーン!!!ガゴゴゴゴゴ!
魔物軍団「きゅうう。もうだめだぁ〜」
ばたんっ
クリスケ「すっごいなあ・・・巨岩の直接のダメージを含めて」
国王『地面にたたきつけられたときの衝撃波+砕けて舞い上がった砂利の力か・・・』
クリスケ「国王もうオイラの中に戻ったのか?」
国王『ああ。あれは疲れるんだよ』
クリスケ「かっこよかったのにな。あ・・・そだ。おい!勇気あるキノピオのお兄ちゃん!大丈夫か?」
キノピオ「ふ・・・ふえええ」
・・・ばたん。
クリスケ「わああ大変だ。早く村まで・・・」
村長「キッ、キノピオ!死んじゃったのかっ?いいやつだったのに。
みなのもの!喪服を着てこい!」
クリスケ「気絶してるだけだよ!勝手に殺すなよ!」
キノキノ「キノピオッ!」
キノピオ「う、うー・・・ん?」
キノスケ「大丈夫か!?ごめんな、あんなこといって」
キノキノ「オレ達、その・・・お前の事何も考えずに」
村長「こいつは、この村のヒーローだ!すごいぞキノピオ!」
キノピオ「あ・・・みんな、ありがとう。えへ・・・」
村長「さあ、みんなでお祝いだ!」
村人「おおーっ!」
その晩、パーティ会場
クリスケ「おい、勇気あるキノピオのお兄ちゃん」
キノピオ「あ、さっきの」
クリスケ「かっこよかったぜ。えーと・・・」
キノピオ「ああ、名前?僕、みんなにはただキノピオって呼ばれてるんだけど・・・えーと、本名はキノールだよ」
クリスケ「いい名前だな。これからもがんばれよ!」
国王『・・・・』
クリスケ「国王?」
国王『あいつだ・・・』
クリスケ「は?」
国王『あいつは、勇者のうちの一人だ!』
クリスケ「なんだって!?」
ステージ1−4 真実を告げるとき
キノール(キノピオ)「どうしたんだい?」
クリスケ「あー!いやいやいや!なんでもない!ちょっとごめん!」
ダダダダダ・・・
キノール「・・・?」
クリスケ「ここなら大丈夫だな・・・国王!どういう事なんだ!?」
国王『だから!あいつが一人目の勇者なんだよ!まちがいない!』
クリスケ「なんでわかったんだよ?」
国王『直感だ!』
クリスケ「・・・おい(怒)」
国王『まあまあ。でも、お前も見ただろ?あいつの戦いを。もんのすごかっただろ?』
クリスケ「まあなあ」
国王『それから、直感以外にもうひとつ。
最後にあいつが攻撃した時、背後になんか影というか・・・翼というか・・・光というか・・・
ともかくなんかあったんだよ!』
クリスケ「まあオイラもそう思ったけど。とにかく、あいつが勇者なんだな?まちがいないな?」
国王『もちろん』
?「クリスケさん?」
クリスケ+国王「わああああ!」
キノール「あああ、ごめんなさいい」
クリスケ「な、なんだキノールか。どうしたんだ?」
キノール「あのー、なに喋ってたんですか?」
クリスケ「(ギク)い、いつからここに?」
キノール「十分くらい前に通りかかったんですけど・・・なんか声かけづらい雰囲気で」
クリスケ「(ぜ、全部聞かれてる)あー、オイラ独り言激しくって!あははははは!」
キノール「え?二人いたじゃないですか」
国王『な・・・お前、私の声が聞こえるのか?』
キノール「ああ、ほら!でもどこにいるんです?」
国王『ほら、いったろクリスケ!やっぱりこいつは勇者だったんだ!』
キノール「え・・・?」
クリスケ「はあ、もういいや全部話すよ。実は・・・かくかくしかじか」
キノール「えええ!?ぼ、僕が勇者!?まさか!」
国王『私の声が聞こえる以上は決定!』
クリスケ「これからどうするんだよ?勇者は他にもいるんだろ?」
キノール「じゃあ、僕も一緒に・・・」
国王『いや、お前はここに残れ』
クリスケ「なんでだよ?頼りになりそうなのに」
国王『次、また村が襲われたらどうするんだ』
キノール「なるほど」
国王『決戦の時にはまたここを訪ねる。筋トレでもしていろ』
クリスケ「オイラ達は?」
国王『次の勇者探しだ。あたりまえだろうが』
クリスケ「じゃあ、次はどこにいくんだ?カンとか言うなよ」
国王『言ってやるよ』
クリスケ「ううう」
キノール「じゃあ、頑張って下さい!この村は、それまで僕がしっかり守ります」
国王『ほら、行くぞクリスケ』
クリスケ「ふえええ」
旅の街道
クリスケ「キノール大丈夫かなあ?」
国王『大丈夫だと思うが・・・ってうわっ!』
ゴゴゴゴゴッ!
クリスケ「また魔物かよ!戻るのか?」
その時、風にのって小さく聞こえたのは・・・
キノール「どぉりゃぁーー・・・
魔物「ぅわぁぁぁ・・・
ズズーン・・・
クリスケ「・・・行くか」
国王『問題ないみたいだな・・・』
ステージ2へ・・