それは遠い昔の出来事
神話に繋がる伝承の記憶
星の方舟が舞い降りた 
「涙」の時代の物語……

創世の宇宙に
打ち込まれし楔の
七重(しちえ)に重なる 遠い祈りの詩よ
小さな綻びは 運命の絹が故

空を往く 煌めく大河に抱かれ輝く
数多の星々の歌は
<生命の譚詩曲(バランディア)>

密やかに
力強く
星の海に芽生えた
塵が如き文明はかの主旋を紡ぐ



「涙は流星となり」


「空をも砕くだろう」



微かな煌めきは
星の船を喚び寄せ
光を繋ぐ
歌と共に
生命の祈りを叫び



『Esealp』

『Esealp llki owymlla...!!』



泣き叫ぶ天使の輪は砕かれた
消えていく星空の
悲鳴が空へ満ちようと
運命の綻びは
醜く歪み絡み合い
それでも涙の洪水は
終焉へと織られ往く


希望は星の船に託された
数多の祈りを乗せ
一筋の流星は
向かう風に抗い
嵐の渦中へ落ちて往く

若き星座の中に生まれた
拙い願いの織絵巻(タピストリー)は
神の指先に叶う筈もなく
そうと知りながらも
傷だらけの指は
紡ぐ祈りを留めない



それは遠い昔の伝承
神話へ繋がる一つの物語
「涙」の時代と詠われる
縺れた運命の織絵巻(タピストリー)

神の織り上げた
運命を捻じ曲げようと
彼に刃向かうか
悪魔に身を落とすのか
神の生んだ命
星の子供らよ

扉の彼方の神を
凛と見据え見上げながら
綻びは紡がれた

「涙」の物語——