「物語に息づく人々のことが知りたければ、此処から聴いてゆくと良い。
 もちろん、此処に名前が記されている人だけが物語の登場人物という訳ではないよ。
 無数の人がこの物語の中には生きているのだから」





「語り部」
“貴方”を物語の世界へと誘う、不思議な語り部。彼本人には名乗る名前も無ければ、過去も未来もありません。物語を語るためだけに存在している、精霊のような存在です。
身体のほとんどが大樹と一体化しています。
花と若葉が生い茂るリュートを携えた案内人であり、歴史を物語として繰り返す運命の証人であり、世界とページの外側に立つ観測者でもあります。