そこは彼女の世界。

自分の大切なもの、大好きなものばかりを、
0と1で創り上げて、
逃げ込んだのは電脳世界の隅っこの隅っこ。

ここなら誰にも見つからないの。



「終わり」が無くなった世界の中で
終わりの扉を探し続けて
ピーターパンになってしまった
ちいさな彼女は
その心さえも魂さえも


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ある日紛れ込んできた
政府に「無かったこと」にされた
小さな小瓶のメッセージ




飛び出した彼女の名は「ID0187SAs8」


終わりを奪われた世界の時を動かしてくれる物語の影を
今度こそ無くしてたまるものかと
彼女は
何百年ぶりかにざわめく胸を抱いて
「消される」前に
0と1の世界を
マジカルスピードで駆けてゆく





届いて、


届いて、






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届いて届いて届いて届いて



届いて届いて届いて





届いて届いて届いて届いて届いて届いて





届いて!!











「…っ、繋がった……!!」



「貴方が…貴方達でしょう、このメッセージを流したのは!」






「お願い! 私に手伝えることなら何でもするから、私を、私を、貴方達と一緒に…」





「この世界の外へ、連れていって!!」