聞こえますか


ねえ、聞こえますか?






膨張する宇宙の中の
離れあっていく銀河の中で
それでも引き合うその力に
手を伸ばして

手を伸ばして




『Esealp eivemg th soiv, Ai...Ai...oaemtc teem inyuo!!』






——見つけた








「……っ、艦長!艦長!反応があります!生命反応の密集する惑星がレーダーに…!」

「ははっ、やっぱりか!
流石は元メタモライト、ワープすれば勝手に惑星を目指して飛んでくれるんじゃないかと思ったのだ!」

「…艦長それ、艦長じゃなくてあの若いジオライト少年の出したアイデアでしたよね?」

「……なぜバレたのだ」

「当然ですよ」

「そりゃバレますのだ」

「うう……」


「——解析完了!映像から判断すると、どうやらここは一種の機会都市のようです。
私達の星とそんなには違わないようですよ」

「何かプラスになる技術もありそうですのだ」

「どちらにしろ、メタモアークの性質上接近は避けられないのだし……。やっぱり先に使節を送ってみる方がよさそうなのだな。まだ一部がちょーっとゴネてるが…ここは次の会議で私が何とかしてくるのだ」

「じゃあ、無人調査船は先行出発させても?」

「ああ、頼むのだ。あと通信も」

「共同開発した秘密兵器、上手くいってくれるといいですねえ……」
 

何も見えない暗闇の中で

星の光のような声だけを頼りに

飛んで行く


飛んで行く





Calling



Calling





聞こえますか
聞こえますか


誰か


誰か




こたえて





ぼくをたすけて。

 





「応答ネガウ 応答ネガウ
コチラハ メタモアーク
ソルシステムサードプラネット ジオライト 及ビ
ラーシステムフィフスプラネット オレアナ
現在 惑星メテオスヘ向ケテ 飛行中
ソチラノ星ニモメテオガ飛来シテイルハズ

応答ネガウ 応答ネガウ

ドウカ共ニ……」