遠い遠い昔のこと、ある所に、とても大きな街がありました。
 
皆は幸せに暮らし、街は大変栄えたといいます。
 
しかしある時のことです。
 
恐ろしい災いが、街に降りかかりました。
 
空は闇に覆われ大地は震え、まるで世界の終わりがきたようでした。

そして街はそのまま一夜のうちに、地の底に沈んでしまったのです。

それから長い長い月日がたって、全てがおとぎ話となったころ、

跡形も無くなったその場所に、人が集まり新しい街がつくられました。

やってきた人々はいいました。
地下には、昔の街のお宝が、今もそのまま残っていると——。



(以上、ペーパーマリオRPG オープニングより引用)








—四人の勇者の物語の世界観—
ペーパーマリオRPGの世界から時を遡ること一千年。
テイルワースの語る四勇者の伝説を元に、
色んな妄想を膨らませて、小説化したのがこの物語です。

……ただ、正直に言って、
テイルワースさんの語ってくれる伝承の面影は一割あればいいくらいですorz
伝承にはない展開や、伝承に欠片も登場しないキャラ(=オリキャラ)が全力で登場してきます。
といいますか…時代設定が千年前、なので、
登場人物のほとんどがオリキャラor半オリキャラなんです。ハイ。
伝承の主役である四人の勇者を差し置いて、
物語内の主人公と相棒(クリスケとカーレッジ)さえ二次創作内オリキャラ。
暴走具合がしっかり伺えますね!^^(←

また、前半はまだアレですが、物語が後半に行くに従って、
どんどん元の四勇者伝説からズレていってしまうと思います…;

だってバットエンドにしたくないんだもん……←←

あと、シリアス度もうっかり原作より高くなっちゃいそうです……。
これは私の文体の味付けがしつこいのも理由なんですが…;
流血やら死にネタやらも色々含んでしまいそうな予感がします。ごめんなさい\(^o^)/

あ、でも、ペパマリ本編に出てくるキャラは(そもそも千年前なのでほぼ小説に登場しませんが)、
物語を通して、一人も死んだりしないことはお約束します!><
カゲの女王と関わりの深いカゲ3人組あたりを除いては、
MY設定が暴走してしまうキャラも多分いません。
カゲ3人組は…すいませんちょっとMY設定が暴走しそうな予感です…←←

なので、あのペパマリの、壮大でありながらもどこか温もりのある世界観を大切にしたい方や、
原作にはないMY設定や、二次創作内のオリキャラが苦手、という方は、
多分、読まない方が明日の幸せが一つ増えると思いま す ……←←


テイルワースの語る四勇者伝説は、呪いという悲劇で終わってしまったけど、
もしかしたら、伝承に残ってないだけで、千年前はこんなことが起こっちゃったりもしてたんじゃない?
…という、「if」の世界を受け入れて下さる方、
そしてこの物語に興味を持って下さった方は、
拙い文章ですが、愛だけは全力で込めて書きますので、
暇つぶしがわりにでも読んでもらえると、嬉しいです(´v`*



◆舞台設定・言語設定◆

地形などは、ゲーム本編中のペパマリワールドと大差ありませんが、
2004年当時(バリバリの中二病)だった私の暴走の影響で、各所の名称がちょいちょい変わってたりします;
千年前なら名前が違ってたっておかしくねぇよ…!というやけくそテンションでこのまま突っ走りますが(苦笑。
説明が必要だと感じた場合は、こちらに随時追記していきます。

・ゴロツキタウン→千年前 「オーシャル・アリウス」





◆原版の話。

…ちなみに、この「四人の勇者の物語」は、
もともと、「ペーパーマリオRPGやりこみ攻略」様の小説掲示板にて、
当時シャインと名乗っていた14歳の私が、
2004年7月末から2005年3月29日にかけて書き上げた、
ほぼ台本小説のような代物でした。(擬人化もしてなかった)
それを原版として、2009年現在は、擬人化&表現修正を加えて更新しています。(これで3回目の挑戦です……^q^)
原版とは、登場キャラクターや大まかなあらすじがかなり変わることが予想されるので、
04年当時に読んで下さっていた方は、
当時のそれとはほぼ別物と考えて読んで頂けると幸いです。